AirWitch STOREの高橋です。

このところ、AirWitch STOREを訪れるお客様より、空中ディスプレイの仕組みを知りたいというお問い合わせをよく頂きます。

再帰反射方式を用いたAirWitchの空中ディスプレイについては、AirWitchオフィシャルサイト(別ウィンドウ)でも簡単に説明していますが、もう少し詳しい説明が欲しいという方の為に仕組みを説明してみようと思います。

空中ディスプレイの話をする前に、凸レンズでの実験を一つ。

下のイラストにはひつじ君と凸レンズが描かれています。

市販されている凸レンズ越しに下のひつじ君を見ると、ひつじ君はどのように見えるでしょうか？

＊凸レンズをお持ちの方は試してみてください。

ひつじ君を凸レンズ越しに見ると、ひつじ君は逆さまになって見えます。

では次に、逆さまになったひつじ君は、凸レンズに対して手前方向(ヒト側)に映っているでしょうか。それとも後方向(ひつじ君側)で映っているでしょうか。分かりますか？

そうなんです。

ひつじ君は手前方向に映っていることが分かると思います。

実は、レンズ越しに見ているひつじ君は、自分の目とレンズとの間の「空中に結像」されています。そして、私達の目は「空中に結像している像」を見ているのです。注意深く見てみると、レンズよりも手前側に(自分の目の)ピントを合わせているのが分かると思います。